君のとなりで恋をします。─下─








放課後、教室に誰もいなくなったタイミングで彼の机に向かう。

大雑把にまとめられた荷物と、背もたれに浅くもたれ掛かる彼。










「…何?改まって話って…。

誰かに聞かれたら悪い話なわけ?」










少しだけ気だるそうにそういう彼に、私の緊張はさらに高まる。



伝えたらどんな反応をするかな、とか…

私の気持ちをちゃんと受け入れてくれるかな、とか…


色んな不安が私を襲う。










「あー…」







どう話を切り出そうか迷って吃る私に、桜ちゃんはじっとこちらを見る。




引き止めて迷惑だったかな?

桜ちゃんも、早く部活に行きたいのかな?




何を考えているのか全く分からないその表情は、私の不安を積もらせる一方だった。