君のとなりで恋をします。─下─












…なんだろう、この気持ち。

何でこんなにも、モヤモヤするんだろう…






私もあんな風に、可愛く裾を掴んで甘えてみたいとか思っちゃった…?

私よりも咲花の方が、桜河のそばにいることが悔しかった?





…何それ?それって、独占欲?



彼女でもないくせに?

告白されたからって〝桜河は私のモノ〟とでも思ってるの?











「うっわー…私、性格悪……」









柊吾のことも、まだ完全には吹っ切れてないくせに…








「ん?香純ちゃん、何か言った?」





「え!?…ううん!何でもない!

ほら、私達も早く行こう!!」









不思議そうな顔をしてこちらを覗き込む友達に、私はできる限り明るく笑った。










…やだな。


自分がこんなにも自分勝手で卑怯な人間だなんて…今まで知らなかった。

………こんな自分、知りたくなかった。