君のとなりで恋をします。─下─











それに…

いや、私の勘違いかもしれないけど…





………あんなに愛おしそうな目で見つめられたら、照れないなんて不可能だよ…












「あー、桜ちゃんいた!」









背後から聞こえたパタパタと可愛らしい足音と、女の子らしい高い声。



この声は…









「咲花ー!やっほー!」





「あ、香純…!やっほー!

もう、桜ちゃんったら…一緒に行こうよ。」







私に元気よく手を振った彼女は、桜河のブレザーの裾を小さく掴む。








「あー、わりぃ。」






「ほら、早く行こう!

授業遅れちゃうよっ!」





「分かったから、引っ張んなよ。

…香純、またな。」






「あ、うん。またね。」












手を振りながら、仲良さげに走っていく2人の姿を見送る。