君のとなりで恋をします。─下─












「咲花。…香純は?」




「あー…えっと……」










俺が咲花にそう尋ねると、彼女ははぐらかすように俺から目をそらす。











「───…朝のあの一件で、倒れたんだよ。」






「…あ、葵ちゃん!」









咲花の横に立つ葵斗が、こちらを睨みながら言う。


え…倒れた……?












「あいつ、朝から少し様子がおかしかった。

香純をあそこまで追い詰めたのって、お前なのか?…柊吾。」







「…香純……

ここ最近、上の空なことが多かったよね。」









香純が、倒れた…?

俺のせいで…?



俺は葵斗の問いに返すこともせず、教室を飛び出した。













「───…え!?柊ちゃん!?」











後ろから咲花の声が聞こえたけど、そんなことに構ってはいられなかった。