「朝、掲示板にそれが貼られてて… みんな香純が二股かけてたって騒いでて…」 咲花が涙目でそう言う。 「…香純が二股?」 「そんな事するわけないって言っても… 私の言葉じゃ誰も信じてくれないの…」 あの香純が二股なんて器用なことをできるわけがない。 誰がこんなふざけたことを…? 「…確かに、俺は香純と付き合ってたよ。」 俺の発言に、教室中がざわめく。 「え…?“付き合ってた”……?」 「…おい柊吾、なんで過去形なんだよ。」 俺に問いつめる葵斗と咲花は、何かを察したようだった。