「自分の女がビッチだった感想はー?」
上級生のある男子生徒が、桜河を煽るように発言する。
「あ”?」
だめ…桜河。
もう大丈夫だから、怒らないで。
桜河がその男子生徒の胸ぐらに掴みかかり、それを葵斗が止めに入る。
あ…もう、だめ。
激しい頭痛で立っていられなくて、私は全体重を咲花に預けた。
「───…え、香純!?
桜ちゃん、待ってっ…!香純が…!」
焦った咲花の声が、遠くで聞こえた気がした。
あ、どうしよう…本格的にやばい。
「おい、香純!?大丈夫か?」
葵斗と桜河が、血相を変えてこちらに駆け寄ってくる。



