足元がふらつく私を、桜河は後ろからそっと抱きとめる。 「…咲花。香純を頼む。」 「うん。」 桜河は咲花にそう告げると、強引に人混みを掻き分けて掲示板の前に出る。 そしてそれらを乱暴に剥がして… 「見せ物じゃねぇんだよ!! 失せろ!」 桜河のどキツイ睨みに、その場にいた全ての人間が黙る。 女子の何人かは、肩を震わせていて… だめだよ、桜河。 また桜河が悪く言われちゃう。 桜河を止めないといけないのに、足が震えて動けなくて…