きみに ひとめぼれ


二学期はイベントが盛りだくさんだった。

まずは体育祭に文化祭。

こちらは学年やクラスで目立つ子や企画好きの子が盛り上げてくれたり、率先して応援団をやってくれたりするから、私のような控えめで目立たないようにしている子はそれに従うだけだ。


私が一番楽しみにしていたのは修学旅行。

二泊三日で京都旅行だ。

男女三人ずつのグループに分かれて班行動をする。

スケジュールは班ごとに決められるからワクワクする。

もちろん「修学旅行」という名目なので、学習することを忘れてはいけない。

だけど、基本は自由に思い出を作ろうということだ。

こちらも出席番号順にグループ分けがされるので、生物の授業同様、私は勝見君と同じグループになった。

なんだかドキドキする。

あんなことがあった後だからというのもあるけど、好きな人と旅行するって嬉しい。
 
だけど、修学旅行の楽しい計画中でさえ、内心私の心は晴れやかではなかった。


あれは何だったんだろう。

勝見君は、どういうつもりだったんだろう。

そのことで、頭がいっぱいだったから。