この物語はフィクションです

『現場で狂子を見たって人がいるって』


『やっぱり狂子が犯人なんだ?』


――狂子は、本当に、この世に存在しているの?


「凛香、どういうこと? 狂子は偽物なんでしょ?」


「当たり前でしょ! いるわけないじゃん!」


「じゃあ、なんで殺された子がいるの?」


「……まさか、幽霊?」


「そんなのいるわけないでしょ!」


「じゃあ、誰かが狂子のふりをして、人を殺したんじゃない?」


私と美桜は、凛香に詰め寄る。


「SNSの記事見て真似したんだよ。絶対そうだよ」


「どうして捨て垢消しておかなかったの!」


途端に、凛香が食いつくようにスマホを顔に近づけて操作し始める。


「これはフィクションなんだから。そう書いたらいいでしょ」


震える手で必死に画面をタップして、SNSに新しいメッセージを投稿する。


――――――――――――


この物語はフィクションです。


登場する団体名・会社名・人名等は架空のもので、実在のものとは一切関係ありません。


――――――――――――


――それが真実だ。