――いいや、待って。もしかして、これもドッキリなんじゃない?
一瞬、本気になってしまったけれど、冷静に考えてみればわかる。
『偽物の都市伝説を作ったら、本物になってしまいました』なんて、やっぱりありえない。
「その、亡くなった子の名前ってわかる?」
「確か鈴音って子だったかな」
――どこかで聞いた名前だ。
「亡くなった子の周辺では狂子がかなり流行ってたらしいよ。その子は狂子にすごく熱を上げてて怖いくらいだったって、友達が言ってたよ」
死人が出て、その人が『友達の友達の、そのまた友達』だなんて、話があまりにできすぎている。
「私、用事があるからもう行くね」
「うん、じゃあね」
話を適当に切り上げた私は急いで教室へ戻り、窓際で話をしていた凛香と美桜をみつけると、そちらへ駆け寄る。
「凛香、美桜、ちょっと来て」
「菜奈、何? どうしたの?」
「なんか、顔が怖いよ」
「いいから、ちょっと来て!」
ふたりの手を引いて無理やり教室から連れ出し、向かったのは校舎の端にある空き教室だ。
一瞬、本気になってしまったけれど、冷静に考えてみればわかる。
『偽物の都市伝説を作ったら、本物になってしまいました』なんて、やっぱりありえない。
「その、亡くなった子の名前ってわかる?」
「確か鈴音って子だったかな」
――どこかで聞いた名前だ。
「亡くなった子の周辺では狂子がかなり流行ってたらしいよ。その子は狂子にすごく熱を上げてて怖いくらいだったって、友達が言ってたよ」
死人が出て、その人が『友達の友達の、そのまた友達』だなんて、話があまりにできすぎている。
「私、用事があるからもう行くね」
「うん、じゃあね」
話を適当に切り上げた私は急いで教室へ戻り、窓際で話をしていた凛香と美桜をみつけると、そちらへ駆け寄る。
「凛香、美桜、ちょっと来て」
「菜奈、何? どうしたの?」
「なんか、顔が怖いよ」
「いいから、ちょっと来て!」
ふたりの手を引いて無理やり教室から連れ出し、向かったのは校舎の端にある空き教室だ。
