「っ!?」
急に体が宙に浮いた
え?
やだっ、お姫様抱っこされてる
顔が赤くなるのを感じた
「お前顔真っ赤じゃん(笑)」
「かわいー(笑)」
見透かされてるかのようにツッコまれる
その言葉でさらに赤くなってしまった
しかもかわいいなんて…
「流石に恥ずかしいっ!下ろして?」
「だってまともに歩けないじゃん(笑)」
「まあまあ車まですぐだから」
そう言って彼は歩き出してしまった
わたしはもうされるがままに運ばれていく
そしてあっという間に車に積まれてしまった
マンガみたいだなぁなんて思いながら睡魔に包まれていくのを感じた
