ふと辺りを見ると、お母さんたちは気を遣ってかいつの間にか部屋から出ていた。
問題は、ここ。
「あのね、美咲」
「んっ?」
「ちょっと、りくと話したいことがあるんだ。少しだけ、席を外してくれるかな?」
恐る恐るそう伝えると、美咲は一瞬きょとんとしたがすぐに
「分かった!」
と、笑顔で了承してくれた。
「ありがとう、美咲」
改めて、美咲が親友で良かったと思った。
横にいる麗央を見ると、分かったかのように頷いてくれた。
「頑張れ」
麗央は私にそう伝えて、りくと2人っきりにしてくれた。
ありがとう、麗央。
私、頑張るよ。



