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『ねえ、りく! 私のこと“チビ”って言わないでってあれだけ言ったよね!』
腰に手を当て、俺を睨み付けてくる桜。
ほんと、小学生とあまり変わらないぐらいの身長の小ささ。
『いや、どう見たってチビじゃん!』
そう言うと、桜はますます頬を膨らませる。
その顔がいつ見ても面白くて、何度もからかった。
『もう、りく最低! 信じられない!』
あーだこーだ言いながら仲直りの握手を交わすけど、本当に手までも小さい桜。
チビなのに、存在感は大きく放っていて俺たちを楽しませてくれた。
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