「困った子だね」
山神先生の呆れた声。
私だって、自分の行動がどれだけ子供じみていて、傍迷惑なものかわかっている。
でも恥ずかしすぎて、ここから出られない。
「とにかく、食事と薬はきちんと飲むこと。いいね?」
「・・・」
「返事」
「はぁい」
「食べられないようなら点滴するからね」
「わかってます」
点滴になれば退院が伸びる。
そのことは過去の経験から知っている。
「それと、CTと超音波のオーダーをしたから」
「はい」
CTと心臓超音波。
今までだって定期的に受けていた検査だけれど、今回は自覚症状もあるし不摂生していたのも事実。
少し不安だな。
「乃恵ちゃん」
布団を頭からかぶっていた私は、声のトーンが急に変わったことに気づいて顔だけ出した。
あまりにも態度が悪くて、とうとうキレられたのか?そう思った。
いい年をして拗ねた私に腹を立てたとしてもしかたない。
私の態度は決して褒められたものでないし。
「さあ、行こうか?」
穏やかそうな顔で、でも真っ直ぐに私を見る先生。
こうなったら逃げられない。
優しいけれど、抵抗しても無駄も
諦めて従うしかない。
私にだって言い分はあるけれど、これ以上のわがままは言えない。
今の私はただの患者なんだから。
病室を出て行く先生に続き、私も検査室へと向かった。
山神先生の呆れた声。
私だって、自分の行動がどれだけ子供じみていて、傍迷惑なものかわかっている。
でも恥ずかしすぎて、ここから出られない。
「とにかく、食事と薬はきちんと飲むこと。いいね?」
「・・・」
「返事」
「はぁい」
「食べられないようなら点滴するからね」
「わかってます」
点滴になれば退院が伸びる。
そのことは過去の経験から知っている。
「それと、CTと超音波のオーダーをしたから」
「はい」
CTと心臓超音波。
今までだって定期的に受けていた検査だけれど、今回は自覚症状もあるし不摂生していたのも事実。
少し不安だな。
「乃恵ちゃん」
布団を頭からかぶっていた私は、声のトーンが急に変わったことに気づいて顔だけ出した。
あまりにも態度が悪くて、とうとうキレられたのか?そう思った。
いい年をして拗ねた私に腹を立てたとしてもしかたない。
私の態度は決して褒められたものでないし。
「さあ、行こうか?」
穏やかそうな顔で、でも真っ直ぐに私を見る先生。
こうなったら逃げられない。
優しいけれど、抵抗しても無駄も
諦めて従うしかない。
私にだって言い分はあるけれど、これ以上のわがままは言えない。
今の私はただの患者なんだから。
病室を出て行く先生に続き、私も検査室へと向かった。



