病院の駐車場で発作を起こしてしまった私。
それでも受診したくないとわがままを言う私を、男性は自分の車に連れて行きシートに休ませてくれた。
「しばらく様子を見て急変しないようなら送っていくけれど、それでいい?」
「いや、それは・・・」
正直困る。けれどそう言えば、病院へ連れて行かれてしまう。
「家はどこ?」
「・・・・」
私は答えに詰まった。
今の私には、帰る家がない。
決して住所不定って訳ではないけれど、色々と事情があって・・・
「どこ?」
再度聞かれ、
「あの・・だいぶ落ち着きましたから、1人で帰ります。ご迷惑をおかけしました」
そう言って体を起こそうとした。
しかし、
「ダメだよ。こんな状態で1人にできるわけがないだろう。それとも病院へ戻る?」
「いや、それは・・・」
はぁー、もう。
こうなったら話すしかない。
私は覚悟を決めた。
それでも受診したくないとわがままを言う私を、男性は自分の車に連れて行きシートに休ませてくれた。
「しばらく様子を見て急変しないようなら送っていくけれど、それでいい?」
「いや、それは・・・」
正直困る。けれどそう言えば、病院へ連れて行かれてしまう。
「家はどこ?」
「・・・・」
私は答えに詰まった。
今の私には、帰る家がない。
決して住所不定って訳ではないけれど、色々と事情があって・・・
「どこ?」
再度聞かれ、
「あの・・だいぶ落ち着きましたから、1人で帰ります。ご迷惑をおかけしました」
そう言って体を起こそうとした。
しかし、
「ダメだよ。こんな状態で1人にできるわけがないだろう。それとも病院へ戻る?」
「いや、それは・・・」
はぁー、もう。
こうなったら話すしかない。
私は覚悟を決めた。