「当直の許可を出したつもりはないけれど?」
超音波を片づけて、部屋の照明を付けた山神先生がジッと私を見る。
「普段は入っていません。昨日は当直の先生の都合が急に悪くなって、それに私の体調もよかったし、大丈夫だと思ったんです」
実際勤務自体は凄く落ち着いていて、何の問題もなかった。
「でも、君は今ここにいるんだよね?」
「はあ、まあ、そうです」
自分の過信と、油断と、不摂生のせいで、体調を壊してしまった。
「君はね、自分に与えられた責任ってものに対する覚悟がなさ過ぎる。仕事に対して無責任すぎる」
普段厳しいことを言わない山神先生から出たとは思えない言葉に、私は固まった。
「今回のことは、産科部長に連絡をしておく」
「ま、待ってください」
そんなことをされれば大騒ぎになってしまうし、昨日当直を変わった先生にも迷惑がかかる。
それだけはなんとしても避けたい。
「主治医として見過ごすことはできない」
今にもPHSを手に電話をかけそうな先生を、
「お願いですから、やめてください」
私は必死に止めた。
超音波を片づけて、部屋の照明を付けた山神先生がジッと私を見る。
「普段は入っていません。昨日は当直の先生の都合が急に悪くなって、それに私の体調もよかったし、大丈夫だと思ったんです」
実際勤務自体は凄く落ち着いていて、何の問題もなかった。
「でも、君は今ここにいるんだよね?」
「はあ、まあ、そうです」
自分の過信と、油断と、不摂生のせいで、体調を壊してしまった。
「君はね、自分に与えられた責任ってものに対する覚悟がなさ過ぎる。仕事に対して無責任すぎる」
普段厳しいことを言わない山神先生から出たとは思えない言葉に、私は固まった。
「今回のことは、産科部長に連絡をしておく」
「ま、待ってください」
そんなことをされれば大騒ぎになってしまうし、昨日当直を変わった先生にも迷惑がかかる。
それだけはなんとしても避けたい。
「主治医として見過ごすことはできない」
今にもPHSを手に電話をかけそうな先生を、
「お願いですから、やめてください」
私は必死に止めた。



