7話 『最後』
私が目を開けた時、ミチコさんはいなくなっていた。
その後、旧校舎から梨斗達の遺体が発見され、数日後に取り壊しになった。
授業が終わり、1人残った私は、放課後の教室にいた。
「あぁ・・・。私だけ残っちゃった・・・・・・。」
その瞬間、辺りが夜が来たように真っ暗になった。
「何で!?まだ夜じゃないのに!」
『 一年生になったら
一年生になったら
ともだち100人 できるかな
100人で 食べたいな
富士山の上で おにぎりを
パックン パックン パックンと』
『ねぇ、私と友達にならない?』
何処かで、ミチコさんの声が聞こえた。