私の日記

私は、瞳ちゃん、汐梨ちゃん、夏帆ちゃんと一緒にバレーボール部に入部した。

他の部活は剣道部、サッカー部、卓球部。

田舎なのでこれ以上部活を増やすことは出来なかった。

彼は卓球部。卓球部と剣道部は中学校の体育館で半分こにして部活をしている。

小・中学校体育館が近くて、バレー部のみ小学校の体育館を借りている。

火曜日だけ、卓球部と共に中学校で練習することが出来る。

(もう…剣道クラブの子に感謝だわ…)

剣道部はクラブの子達と合同で火曜日に練習を行う。

なので卓球部と一緒になれるのだ。

だが…

「よっしゃぁぁぁぁああああああああ!!」

優多くんの声が非常に大きい。

いや、非常ではない。異常だ。

バレーは声を出さなければ試合に参加してないのは一緒。

私は普段声がでかいが、もちろん、人見知りが完全に治った訳では無い。

なので、試合中声を出すことは少なかった。

「レフトー…トスー…」

小さい声なので、

「愛ー!卓球部よりちいせぇぞ!」

副顧問に怒られてばかり。

瞳ちゃんは、スポーツ全般得意な為、サーブも入るしミスも少ない。

人数が足りない2年生のチームに入り市内のトーナメント決めの試合に入ったほどだ。

汐梨ちゃんはトスは上手いが、サーブやアタック全般が苦手。

一方夏帆は…

「あ、ごめ…すいませ…ご、ごめんなさい」

「夏帆取れ!」

「ごめんなさい!!」

怒られてばかりだ。

人に教えるくせに、自分が一番出来てない。サーブもアタックも、トスだってまだまだで、セッターを動かしてばかり。

ごめんなさいもまともに言えない。

基礎から出来ていないのだ。

私は、サーブは5本の内3本ほど。
アタックは決められるし、自分で言うのもなんだが、トスは得意だ。夏帆ちゃんとは違って、セッターを動かさないように出来ている。

火曜日、優多くんと…いや、卓球部と共に部活をやる際は、たまーに目が合う。

(見てる…)

なんて事を思って、サーブをとっても強く打つ。

恋の力って凄い。5本中5本入った事は珍しくない。火曜日だけだが…

アタックだって強く打つ。

でも、それが先輩の頭に当たって先輩を転ばせてしまうのは内緒だ。

卓球部の方を見ると、やっぱりカッコイイ。

あんなにかっこいい人推しぐらい。

         ♥