只今中学一年生
彼とはもう1年間話していない
小学5年生の時、
『好きなんだけど、付き合ってくんない?』
左肩に手を置かれて言われた一言。
咄嗟のことで頭が真っ白になった。
『あ、え!あの…あ、明日言うね!』
告白されたのは2月1日(金)。
明日は休みなのに頭が混乱してそんなこと言ってしまった。
ただ、お母さんに
『告白されたら返事する前にママに言って!』
と言われたことだけは覚えてる。
月曜日に返事をしようと思ったけれどそんな勇気なくて、友達に返事をしてもらった。
後悔が酷く残る。
バレンタインデーにもチョコレートをあげた。ホワイトデーにも帰ってきた。
毎年あげようと思ってたけれど…
もう1年間話していない為、何もかもが気まずい。
目を合わせることも少なくなって。
毎日涙を流す日々が続いた。
そんな日々続かせたくないと思って、話さなくなって5ヶ月ほどたったバレンタインデー。
マシュマロを入れると嫌いという意味になるので、お母さんには『マシュマロ買わないでよ!』と言ってある。
一昨年はチョコバナナカップケーキを作ったら、何故かホワイトデーに同じものが帰ってきた。
去年もあげた。
タルトを作って、そこに《Love》と書いた
付き合ったばかりだったから調子に乗っていた。
今年は何にしよう。
でも、忙しくて何も作れなかった。
チョコレートを固めただけ。
ハート型にするのが精一杯だった。。。
その代わりに、手紙を書いた。
2枚も。思ってる事全て。今までどうやって好きになったかも、どこが好きなのかも。
最後に、
『いつもありがとうございます。これからもずっと大好きです。』
恥ずかしいけど書いた。じゃないと伝わらないから。
何故か敬語になってしまった。
封筒は百均のものになってしまったが、
中身は彼の好きな猫の手紙。
精一杯の気持ちを込めて送った手紙。
(届いたかな。)
友達と一緒に届けに行ったら、久しぶりに話が出来た。
嬉しかったけど、手紙入ってることに気付いただろうか。そればかりが気になってしまった。
彼の家は坂の上にある。
「ここまで来るの疲れたぁ」
友達が声に出した
「はいはい、お疲れ様ー」
気持ちの籠ってない彼の言葉に笑ってしまった。
私も、話に加わりたい。
「もうちょっと下に家動かしてよ!このまま!」
笑いながら言うと、
「無理だよ!」と優しく笑い返してくれた。
無性に嬉しくて、手紙の事なんて忘れた。
少しだけ3人で笑いあって、別れた。
「久しぶりにはなせた。楽しかったなぁ」
名残惜しく呟くと、友達は、「だね」と笑ってくれた。
ワガママな私に付き合ってくれた彼と友達は優しい。
幸せ者だ。
彼とはもう1年間話していない
小学5年生の時、
『好きなんだけど、付き合ってくんない?』
左肩に手を置かれて言われた一言。
咄嗟のことで頭が真っ白になった。
『あ、え!あの…あ、明日言うね!』
告白されたのは2月1日(金)。
明日は休みなのに頭が混乱してそんなこと言ってしまった。
ただ、お母さんに
『告白されたら返事する前にママに言って!』
と言われたことだけは覚えてる。
月曜日に返事をしようと思ったけれどそんな勇気なくて、友達に返事をしてもらった。
後悔が酷く残る。
バレンタインデーにもチョコレートをあげた。ホワイトデーにも帰ってきた。
毎年あげようと思ってたけれど…
もう1年間話していない為、何もかもが気まずい。
目を合わせることも少なくなって。
毎日涙を流す日々が続いた。
そんな日々続かせたくないと思って、話さなくなって5ヶ月ほどたったバレンタインデー。
マシュマロを入れると嫌いという意味になるので、お母さんには『マシュマロ買わないでよ!』と言ってある。
一昨年はチョコバナナカップケーキを作ったら、何故かホワイトデーに同じものが帰ってきた。
去年もあげた。
タルトを作って、そこに《Love》と書いた
付き合ったばかりだったから調子に乗っていた。
今年は何にしよう。
でも、忙しくて何も作れなかった。
チョコレートを固めただけ。
ハート型にするのが精一杯だった。。。
その代わりに、手紙を書いた。
2枚も。思ってる事全て。今までどうやって好きになったかも、どこが好きなのかも。
最後に、
『いつもありがとうございます。これからもずっと大好きです。』
恥ずかしいけど書いた。じゃないと伝わらないから。
何故か敬語になってしまった。
封筒は百均のものになってしまったが、
中身は彼の好きな猫の手紙。
精一杯の気持ちを込めて送った手紙。
(届いたかな。)
友達と一緒に届けに行ったら、久しぶりに話が出来た。
嬉しかったけど、手紙入ってることに気付いただろうか。そればかりが気になってしまった。
彼の家は坂の上にある。
「ここまで来るの疲れたぁ」
友達が声に出した
「はいはい、お疲れ様ー」
気持ちの籠ってない彼の言葉に笑ってしまった。
私も、話に加わりたい。
「もうちょっと下に家動かしてよ!このまま!」
笑いながら言うと、
「無理だよ!」と優しく笑い返してくれた。
無性に嬉しくて、手紙の事なんて忘れた。
少しだけ3人で笑いあって、別れた。
「久しぶりにはなせた。楽しかったなぁ」
名残惜しく呟くと、友達は、「だね」と笑ってくれた。
ワガママな私に付き合ってくれた彼と友達は優しい。
幸せ者だ。


