それは運命。【完】

梨「…事故前の綺羅の事は教えてあげる。

でも、女の子の事は言えない。」

綺羅…その子は真昼だよ…

綺「分かった。」

梨「一言で言うと、今のままだよ。」

綺「今のまま…?」

梨「そ。

後は…彼女がいたよ。」

綺「え、彼女…?

誰なんだ?」

梨「…それは言えない。

今のあの子を…綺羅には会わせられない。」

綺「どうして?」