お母さんが部屋着に着替えてる間に、私は2人分のカレーを温め直した。



昨日もお母さんが仕事で帰りが遅かったため、次の日も食べられる便利な料理の代表のカレーを、私が昨日作っておいた。



テーブルに準備し終わると同時に、2階からお母さんが戻ってきたので、「いただきます」と手を合わせて、カレーを口に運んだ。



「そういえば、保希どこ行ったの?」

「アイス食べたいーって、コンビニに買いに行ったよ」

「そういうことか」

「……つむぎは?今日蛍と門奈くん?伊吹くんだっけ?その4人で遊んでたの?」

「そう。そしたらね、途中隣のクラスの担任の先生が通りかかって、家まで送ってくれたの」

「今はそんな優しい先生いるんだね。よかったじゃん」