「タピオカミルクティーを1つください」
私は大好きなタピオカを奢ってもらうことにした。
ボーリングのあとは、ボーリング場から徒歩10分のところにあるしゃぶしゃぶ食べ放題のレストランに行くことになっている。
大人数なので、幹事の人が予約してくれたらしい。
出来上がったタピオカを店員さんから受け取り、みんなが買ってもらったのを確認したところで、レストランへ向かうことにした。
一口飲んでみると……なんだか違和感を感じた。
ん……?
なんか苦いぞ……?
苦味とコーヒーの香りが口いっぱいに広がり、私は自分でも眉間にシワがよるのが分かった。
これはミルクティーじゃなくて、コーヒーの味。
「呉羽、どうした?」
前を歩いていた瀬那先生が振り返り、そう言いながら私の横に並んで歩いた。



