「まぁ、女子は下手くそな方がかわいくていいんじゃねぇの?」
「そうなのー?でも、そう言ってくれてありがと!フォローしてくれるなんて、門奈くん優しいね」
「あ、いや別に、フォローしてるってわけじゃなくて……」
「え?」
「ううん。なんでもない。ほら、次、呉羽の番」
門奈くんがなにか言いかけた気がしたけど、私の投げる番が来てしまったので、私は急いで戻った。
門奈くんの言う通り、軽くなったからか球が投げやすくなり、ストライクまではいかないけど……数本は当たるようになった。
当たり始めると逆に、全部を倒したいという欲が出てきてしまった。
私は球を両手で持ち真ん中に立って、投げようとした……。
そのとき、突然誰かに両肩を掴まれた。



