きっと誰がケガをしたとしても瀬那先生は手当てするだろう。
先生としての仕事だよね。
……それでも不思議だったのは、指や手を触られても嫌じゃなかったこと。
もしかしたら、瀬那先生が女の子の扱いに慣れてて、手当ての仕方がスムーズだったからかもしれない。
そのあと私と瀬那先生はBBQ会場へと戻った。
戻ってきた瀬那先生を見るなり、たくさんの女の子たちが瀬那先生に駆け寄ってきた。
「瀬那先生、どこ行ってたのぉ?」
「一緒にお肉食べようよー」
瀬那先生と一緒にいるために女の子たちは瀬那先生の腕に自分の腕を絡ませた。
……私は自分のグループのところに戻ろっと。



