今日も、私は瀬那先生を誘惑します。


ーーー……そして、1週間後の土曜日。



瀬那先生がいつものように車で迎えに来てくれて、私は瀬那先生の家の中へと案内された。

入ったばかりなのに、あからさまにソワソワしてしまう。

どうしよ……手に冷や汗かいてる。



もう、さっそくする感じなのかな?

こういうときってどうすればいいんだろう。


考えれば考えるほど私の動きはぎこちなくなっていき、とりあえずソファに座ることにした。



「はい」と、冷たい紅茶が入ったコップを持ってきてくれた瀬那先生は私の隣に座った。

瀬那先生が近くにきただけで体がビクッとなってしまう。



「そんなすぐに取って食わないよ」

「え?」

「映画でも観るか」



私が緊張してるのを察してくれたのか、瀬那先生はリラックスさせようと映画を見せてくれた。

……そうか、もう瀬那"先生"じゃなくていいんだ。

いつもは、甘い雰囲気に流されているときだけ"瀬那"って呼び捨てにできるんだけど、徐々にそう呼べるようにしなきゃな……。