【瀬那 side】



突然、つむぎが下着姿でベッドに座っていて状況をすぐに理解できなかった。



「新しい下着買ったから、瀬那先生に見てほしくて」



いくら天然だからって、男に下着を見せる=どんなことをされるかくらいわかるはず。



「私ね、もう子どもじゃないんだよ。もう16歳で結婚もできる年なの」



わかってるよ、もう子どもじゃないことくらい。

俺自身23歳にもなって、7歳も下の子に普通に欲情してるんだから。



「卒業するまでのお父さんとの約束……守らなくてもいいんじゃないかな」



必死に理性働かせて我慢してるのは、いつか結婚したいと思ってるからだ。

いくら想いあっていたとしても、世間から見れば俺とつむぎは先生と生徒の関係。

堂々とカップルとして外を歩ける関係じゃない。



それなのに、つむぎの両親は俺のことを認めてくれた。

それがすごくうれしかった。