今日も、私は瀬那先生を誘惑します。



瀬那先生が蛍に声をかけてくれたおかげで、蛍も私も救われた。



「私ね、なんて蛍に声かけたらいいかわからなかったんです」

「……」

「私がちゃんと蛍の気持ちをわかってあげられたらこんなことにはならなかったのになぁって思って……」

「……」

「幼稚園の頃から知ってる親友なのに、私……なにもできなかった」

「……」

「先生が声をかけて蛍は泣いてたけど、ホッとしたように見えたんです。それで、私も同時にホッとしました……」



大好きな親友の辛そうな顔はもう見たくない。

いつもの明るい蛍に戻ってほしい。



私はそう願うばかりで特になにもできず……この状況を変えてくれたのは確実に瀬那先生。