そんな私を見て驚く瀬那先生。
「……どうした」
自分で脱いでおいてなんだけど……恥ずかしくて顔から火を吹きそう。
どこを見ていいのかわからない。
リビングからの明かりで私の体も照らされている。
それでも……瀬那先生にはちゃんと見てほしい。
「新しい下着買ったから、瀬那先生に見てほしくて」
「……」
「私ね、もう子どもじゃないんだよ。もう16歳で結婚もできる年なの」
「……」
瀬那先生は体も顔も眉毛すらも動かさない。
ずっと無言のままで、なにを考えているのか私にはまったくわからなかった。
「卒業するまでのお父さんとの約束……守らなくてもいいんじゃないかな」
「……」
「待たなくてもいいんだよ。私はもう心の準備できてるか……」
言いかけたところで、毛布を体にかけられた。
そして……私に聞こえるように瀬那先生は大きくため息をつく。
「とりあえず着ろ」
見たことのない冷たい目をする瀬那先生。
怒ってるようだ。
それも、かなりのお怒り。



