「はいはーい!あとは私が見てるから、あなたたちは帰りなさーい」
蛍の涙も落ち着いた頃……保健室の先生が仕切られているカーテンを勢いよく開け、私と瀬那先生をどかすように前に割り込んできた。
「あ、じゃあ先生、蛍のことよろしくお願いします!」
「任せなさい。カバンよろしくね」
「あとで持ってきます!」
ひとまず蛍は保健室の先生に預け、私と瀬那先生は保健室を出た。
ズボンのポケットに手を入れて隣を歩く瀬那先生からは……この前と同じ爽やかな匂いがする。
「……あの、瀬那先生……」
「ん?」
「さっきは、ありがとうございました……」



