「告白するのって勇気がいるよな。すごいと思うよ」
瀬那先生は優しくそう言った。
「片想いだとしても、誰かを好きになることって素敵なことだよ」
「……っ」
「頑張った自分を褒めてあげな?」
「う……うう……」
瀬那先生からの温かい言葉に、蛍は静かに涙した。
「よく頑張ったな」
瀬那先生の言葉は、蛍の冷えきった心にゆっくりと火を灯した気がした。
……ただのチャラい先生かと思ってたけど、どうやらそうではないみたい。
自分のクラスの生徒でもないのに、こんなに親身になってくれるなんて……瀬那先生は、実は誠実なんだろうか。



