「今行く」と、インターホン越しに瀬那先生の声が聞こえた。

そして、玄関から出てきたのは……顔を真っ赤にしてだるそうな瀬那先生だった。



「大丈夫ですか……⁉︎」

「まあまあかな……」



今にでも倒れてしまいそうなほど、ふらふらな瀬那先生。

そんな瀬那先生を支えながら、とりあえずベッドへと寝かせる。



……すると、玄関のチャイムが鳴った。



「つむぎ、悪い。代わりに出てくれるか……?」

「わかりました」



インターホンの画面を覗くと……そこには、花火大会ぶりの麗華さんがいた。



なんで……麗華さんがここにいるの?

不安で気持ち悪くなる。