「守谷さぁ、さっきキスしてただろー?」
「あー……なに、バレてた?」
「バレバレだわ」
男友達は笑いながら俺の肩をなかなかの強さで叩いた。
「言ってやってよー。私なんて隣にいるんだから、嫌でも視界に入るんだもん」
麗華も気づいていたらしい。
まぁ、麗華には見せつけるようにキスしたんだけど。
「まだ付き合ったばっかり?」
「まぁな」
「思ったんだけど、かなり年下だよな?まさか生徒とか⁉︎」
「んなわけねぇだろ。大学生だよ」
こいつは昔から勘が鋭い。
俺は、必死にごまかした。
「守谷って人前でイチャイチャするタイプだったっけ?」
「私の友達と付き合っていたときも、結構イチャイチャしてたみたいだよー?」