突然、男性の声が聞こえた。「サバイバルゲーム....?」
柚が怯えたような声を出す。
それに対して、男性は呑気に続けて喋っている。
「この中に恐ろしい殺人鬼がいるから、殺されないようにしてねー。
タイムリミットは、夜が明けるまで!それじゃ、頑張れー」
そう言うと、男性の声が途切れた。
「おい、どういう事だ!」
ショウゴ君が叫ぶ。それに対して、アケト君は落ち着いた様子で、昇降口へと向かって行った。
「ちょっとお兄ちゃん!?」
ルリが驚いた様子でアケト君を追う。それについて行く形で私達も昇降口へと向かった。
「やっぱりか.....」