兎の沈黙 うさぎのちんもく


「あー疲れた…」


ベッドにダイブした

いつものクセ



「ごめん、名波、疲れてるのに…」



「いや、そーじゃなくて…

山野、こっち来てよ」



「うん」


山野がベッドに座った



山野と向き合った


ドキ…ドキ…ドキ…



「会いたかった」



「フフ…うん、私も」


うつ向いた山野がかわいかった



山野を抱きしめた


甘くて優しい
いい匂いがした



「山野…好き…」



「うん…私もだよ…」



「たぶん…オレの方が…好きだと思う」



「フフ…ホント?…嬉しいな…」