兎の沈黙 うさぎのちんもく


何言ってんだろ、オレ



オレの方こそ暑さのせい?

それともこの暗闇のせい?

おかしくなってる



「だから…
これからも、よろしく…」


照れ隠しにそう言った



「これからも、変わらないの?
私たち…」


「ん…」



「私はね…
名波のもっと近くに行きたいんだ
もっと一緒にいたいんだ

そーゆー好きなんだよ
私の好きは…」


ドキドキ…ドキドキ…



たぶん

オレの好きも同じ



つまり



「…付き合う?」


ドキドキ…ドキドキ…


「…」


ドキドキ…


「オレと…付き合う?」


ドキドキドキ…


「…」


ドキドキドキ…ドクン…



「山野…
オレと、付き合って
好きだから…」


言った瞬間
身体中の血液が一気に速さを増した


ドキドキドキ…ドキドキドキ…


「好きだよ…山野…」



「…近くに行っても、いいの…?

名波の近くにいても、いいの?」


ドキドキ…ドキドキ…ドキドキ…



「うん…
おいで…」