気付いたら結局寝てた
大の字のまま
クーラーの風に当たりながら
隣に温もりを感じた
ニャー…
猫?
柔らかい感触
甘い匂い
え…
え!
え!!!!!
山野じゃん!
山野月姫がオレの腕を掴んで
隣で寝てた
確かに山野の家だけど
家族いないって言ってたけど
ダメでしょ!
コレ
こーゆーの
ドキ…ドキ…ドキ…ドキ…
スー…スー…スー…スー…
ゴロゴロ…ゴロゴロ…ゴロゴロ…
呑気に寝息立ててる場合じゃないし!
ガチで寝てんじゃん!
でも
かわいい…
そう思ってしまう自分がいた
猫じゃなくて…
山野
寝てるから大丈夫
心読まれてない
ドキ…ドキ…ドキ…



