「で。次は?」
桜井くんが振り返りながらわたしに問う。
ラムネをぐびぐび飲みながら。
「……ちょっと…いや、だいぶ楽しんでるじゃないですか!お祭り!」
ビシッと桜井くんを指しながら言い放つ。
それを聞いた桜井くんはバツが悪い、とかそんなことは微塵もなくて。
「別に、祭りが嫌いなわけじゃない」
「じゃああの帰りたい攻撃はなんだったの!?」
「俺、暑がりだから。真夏の祭りって人間ばっかだし暑いし熱湯か」
その横顔は確かに汗かいてるし、暑がりは本当なんだろうけど。
結局は嫌なことを挙げてくるから不満だ。
「つーかこれ、もう一回飲みたい」
「めちゃくちゃ気に入ってるんじゃないですか!やっぱりお祭りの悪口言ったこと謝ってください!」

