銀色ハウスメイト




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その日は2ヶ月ぶりに桜井くんがバイト先に来ていた。


ちなみにあの日からが1度も来なかった理由は、ご飯の味が全く好みじゃなかったからというものらしい。




…失礼すぎだ。

そのせいで調理場の人たちを見ては複雑な気持ちになったんですからね。





……話は戻って、


桜井くんは窓際のテーブルでスマホを見ていたし、わたしは広瀬さんと穂乃ちゃんと話していたからなにも問題なかった。



……のに、





「これ。鍵忘れてた。それと今日は俺先に帰るから。」





そこに、桜井くんがそんなことを言いながら鍵を渡してきたのだ。


もちろん、わたしが忘れた合鍵を。