桜井くんが手を引いて、気づけば君の腕の中。 ゴツンと音がして、額と額がくっついた。 吐息も言葉も何もかも混ざるような距離の中、口を開くのは桜井くん。 「ほら、言ってみろよ。」 “ 俺はあいつらが120%悪いと思うんだけど? ” ________嗚呼、桜井くんの勝ちです。 「 …… 全力で被害者ヅラするな、ばか!最初からしつこく手掴んで来なかったらあんなこともならない!」