銀色ハウスメイト




口を開いたと思ったら脈略のないことを言うから、隣を見る。


今度はちゃんと目が合った。




「三浦は、嫌なことされたから拒否しただけ。それが “ 店員 ” と “ 客 ” の間で起きただけだ。」




…… なにか言おうとしたのに言葉が出なくて、首を振って目線は彷徨った。




「俺からしたらあいつらが120%悪いと思うんだけど?」


「 …… ううん」





桜井くんが隣で笑ったのが分かった。

なに笑いですかそれ。



桜井くんがわたしに吐かせようとしてる言葉はもう知ってる。



どうして、あれだけのことでこんなに息がしにくくなったんだろう。


前までのわたしなら全部許容して、それで終わっていた。


吐き出し口もない場所に溜めて溜めて溜めたものはとっくにわたしの一部となっていたから。