「こいつが嫌がってんのにしつこいから思わず。悪かったな。」
肩に乗せられた手はいつのまにか、わたしの腰を抱いていて。
叩くほど彼には反応を起こしてしまったのに、桜井くんは広瀬さんが若干ニヤニヤしながらわたしの腰を指差してくるまで気づかなかった。
そんな、ニヤニヤする広瀬さんと口パクで『そうゆんじゃないですから!』と言うわたしたちとは打って変わって、桜井くんはピアスの男の子と格闘していた。
「 …… って、は!?俺の手叩いたのこいつじゃね、、」
「いや、俺。だから謝ってんだろ。」
「はあ!?」
そして、やっと「叩いたのはわたしです」と言えるタイミングを見つけたわたしは、呼吸が震えるを感じながら、息を吸った。
…… のに。
「三浦のこと休ませてやってください。俺と一緒にいれるとこで。」
「 …… は、」
そんなことを桜井くんが広瀬さんに言うから、わたしは思わず変な声が出てしまった。

