銀色ハウスメイト




驚き。


でもそれ以上に、身体の芯から生まれる温度の高い気持ち。


そして、嬉しい気持ちは続けて生まれる。




「つーか、もっと大人しく歩け。なんのために俺が荷物持ってんだよ。」


「なんのためにって?」


「病み上がり」




“ 病み上がり ” って。

ちょっとでもわたしの負担を減らしてくれてるってこと?



「ふふっ」



もうなんだかほんとに。

桜井くんってこうゆう人だ。




きっと満面の笑みを貼り付けたわたしは桜井くんの空いてる片手を掴んだ。


ぎゅっと握って笑って。


スーパーへの道を歩き出した。




繋いだ手は。







____「いや、手繋ぐのはねえわ。」


5秒後には離されていたけれど。