わたしと桜井くんがいるのは隣町のショッピングモール。



少し大きい規模のここは、いまのわたしに必要なものを揃えるには最適だった。




午後の3時から電車に乗ってバスに乗って30分。

はしゃぐわたしの横で桜井くんはすでに帰りたそうだ。


意外にも、荷物をなにも持ってなかったわたしに言い出したのは桜井くんだったのに。