銀色ハウスメイト




「お前さ、」




──────ドンっ



「わっ!」




桜井くんは前を歩いてたはずなのに、いきなり後ろを向くから桜井くんの胸元に勢いよくぶつかってしまった。



「あ、ごめんなさ…」




「本気で言ってんのかよ」




「……え?」


「お前、あいつらとまわりたいなんて1ミリも思ってねえくせに」





……ハッ、とした。


桜井くんが怒ったのは、このこと。


そもそもわたしから桜井くんを誘ったのに。

友達とまわってもいいよ、なんてどれほど無責任なんだろう。




「あいつらもあいつらだけど、いちばんお前にイラつくわ。」


「ご、ごめん!ごめんなさい!」




咄嗟に謝れば桜井くんはため息をついて。


下がったわたしの頭をさっき歩いたときよりもはやく、上げた。