「…あれ?」




お風呂から上がったのはいいのだが、問題がひとつ。




「着替え……」




そういえばわたし、なんにも持たずに家から出てきたんだった。


そんな場合じゃなかったとはいえ後悔。


仕方ない。

桜井くんに言って、貸してもらおう。