バス停でバスを待った
水瀬さんの気持ちは
水瀬さんにしかわからない
私とバスなんか待ってないで
すぐに帰って泣きたい気分かもしれない
ズキン…
袋に入った出目金を
外灯の光にかざして見た
綺麗だった
ホントは
水瀬さんに選んでほしかった
狭い袋の中で泳いでる出目金
キラキラ光ってるその先に
水瀬さんが見えた
ドキン…
「綺麗だね…」
水瀬さんが言った
ドキ…
水瀬さんの顔が近くなった
ドキ…ドキ…
「あ!」
私の手元がぶれて
袋から水が少し溢れた
「大丈夫?服、濡れなかった?」
「うん、服は大丈夫だけど…
金魚、大丈夫かな?
水、少なくなっちゃった」
「そーだね…
オレの方が家近いし
水槽もあるから
今日はオレが預かろうか?」
「うん、ありがとう…」
私、何してるんだろ…
まだ
ドキドキしてるのは
なんだろう…
水瀬さんの気持ちは
水瀬さんにしかわからない
私とバスなんか待ってないで
すぐに帰って泣きたい気分かもしれない
ズキン…
袋に入った出目金を
外灯の光にかざして見た
綺麗だった
ホントは
水瀬さんに選んでほしかった
狭い袋の中で泳いでる出目金
キラキラ光ってるその先に
水瀬さんが見えた
ドキン…
「綺麗だね…」
水瀬さんが言った
ドキ…
水瀬さんの顔が近くなった
ドキ…ドキ…
「あ!」
私の手元がぶれて
袋から水が少し溢れた
「大丈夫?服、濡れなかった?」
「うん、服は大丈夫だけど…
金魚、大丈夫かな?
水、少なくなっちゃった」
「そーだね…
オレの方が家近いし
水槽もあるから
今日はオレが預かろうか?」
「うん、ありがとう…」
私、何してるんだろ…
まだ
ドキドキしてるのは
なんだろう…



