「よかった!
ヒナに友達ができる
仲良くなってくれるといいな…」


「…」


水瀬さん
きっと見たんだ

さっきのふたり



「見ました、よね?」


「うん…
やっぱり、付き合ってたんだ…」

隣からボソッと
水瀬さんの声が聞こえた


「え…」


「オレの友達だった
隣にいたの…」


ズキン…


自分のことみたいに
胸が痛くなった


今日、水瀬さん誘わなきゃよかった

誘わなかったら
見なくてよかったのに…


私のせい


「ごめん、なさい…」


「なんで、観月さんが謝るの?

知ってよかった
これで吹っ切れるし…」


ズキン…


ホントに?

ホントにそぉ思ったかな…水瀬さん