ホーム越しのふたり【完】




午前8時。


私はホームに着くと、まず自分の足元を見てから、スウっと息を整えて真正面を見る。



「あっ、手嶋さんオハヨー!」



ホームの向こうの彼。


ここ最近は見かけると彼の方から声を掛けてくれる。


名前も覚えて貰えて嬉しい限りだ。