ホーム越しのふたり【完】




「えー、そう?じゃ、オレもマンジョの文化祭忍びこんでみようかな〜」


「ウチ、チケット制なんであげます!ぜひ来てください!」



私は、彼に向き直り必死に誘った。



「ははっ。うんうん、行く行く」



着ぐるみを着た彼は、私の頭をポンポンと優しい撫でた。


その仕草に少し勇気が持てた気がして、私は汗ばんだ手をギュッと強く握った。