ホーム越しのふたり【完】




「あの、ここに知り合いとかいるんですか?」



彼の教室まで行く間、着ぐるみと並んで歩く。


端から見ればなんて滑稽な光景なんだろうか。



「あっ、いないんですけど……。男子高の文化祭ってどんなもんか気になって」



時々通る子供に愛想良く手を振っている彼。


そんな彼の姿に思わずキュンとしてしまう。